葛飾ゴム工業会(藤井直行会長)は6月12日、東京・葛飾区のかつしかシンフォニーヒルズで第29回通常総会を開催した。
総会は第1号議案の平成25年度事業報告、第2号議案の収支報告、監査報告、平成3号議案の26年度事業計画、第4号議案の26年度収支予算など審議し、原案通り承認可決した。
平成26年度の事業計画について、創立30周年祝賀会を10月3日に浅草ビューホテルで開催、創立30周年記念事業として同工業会のホームページを作成中との報告があった。また第30回葛飾区産業フェアは東京理科大学の葛飾キャンパスで開催されることになっている。
役員改選では、藤井直行会長(小里機材㈱)、武者英之副会長(三協物産㈱)、中川雄介副会長(㈱伸光ライフサポート)が再任された。
総会の冒頭、藤井会長は「3月決算で多くの企業が増収増益に終わり、今期に入っているのではないか。今期の動きとして、秋口から景気が現状よりさらに良くなっていると言われている。しかし、現在、合成ゴムが取れる地域が紛争しており、その影響でナフサが上がれば、それに連動してポリマーも上がっていくという懸念事項があります。
また、これから我々がゴムの製造をしていると、人件費の問題があり、それに絡んで人手不足が深刻化していると聞いている。業界は違うが、例えばスーパーでも人手不足があると聞くなど世の中の様が変わっていることが心配だ。またこれから本格的な夏になってくると、電力問題で省エネに気を配らなければいけない」とゴム産業の現況を述べ、「今年で創立30周年を迎える葛飾ゴム工業会は、切磋琢磨しながらゴム産業界を盛り上げていきたいという想いがある。そこで、30年を区切りとして、秋には創立30周年の記念式典を開催する」と創立30年の想いを述べた。
総会終了後、懇親会が開かれ、親睦部会会長のあいさつには中川雄介副会長(㈱伸光ライフサポート社長)が行い、乾杯の発声は葛飾区地域振興部産業経済担当部長の田口浩信氏が務めた。
懇親会の途中で、来賓として葛飾区長の青木克徳氏らが祝辞を述べ、会員は来賓とお互いに情報交換を行うなど親睦を深めた。
2014年06月24日