一般社団法人日本免震構造協会は6月11日、東京・元赤坂の明治記念館において平成26年度通常総会および懇親会を開催した。
今年度は役員改選期にあたり、新会長に和田章氏(東京工業大学名誉教授)、新副会長に鳥井信吾氏(㈱日建設計)、同じく田中幹男氏(昭和電線デバイステクノロジー㈱)が選出された。丑場英温副会長(清水建設㈱)は留任となり、4期8年務めた西川孝夫前会長は退任した。
通常総会では平成25年度事業報告承認の件、平成25年度収支決算承認の件、役員選任承認の件などの議案を審議し、すべて原案通り承認された。また、平成26年度事業計画および収支予算の件、データ集積結果報告について、図書案内について、研究助成決定報告について、創立20年記念事業「学生アイデアコンペ入選者発表および記念フォーラムプログラム案」について報告が行われた。
総会終了後、第15回日本免震構造協会賞の表彰が行われた。今回は免震構造の普及推進に尽力した功績により寺本隆幸氏(東京理科大学名誉教授)が功労賞を受章した他、技術賞2件、作品賞3件、普及賞2件の表彰があった。引き続き、第6回優秀修士論文賞の表彰も行われた。
夕方からは、懇親会を開催し、会員企業をはじめ関係者等約150名が出席した。
冒頭で西川前会長は「免震構造協会20年の歴史の中で、会長を4期、副会長を含めて10年間、務めさせていただいた。皆さまのおかげで免震構造協会の認知度も上がり、建築実績も増えている。今後は海外で、日本の免震技術がさらに求められるだろう。次世代の免震技術を盛り立てていただきたい」と退任のあいさつを述べた。
次に和田章新会長があいさつに立ち、「たしか宮城県沖地震が起きた2005年に、数階建てのモデルを作り、