アサヒ再生ゴム  タイヤ再生ゴムを7月から値上げ

2014年06月23日

ゴムタイムス社

 電力料金、運賃コスト上昇で

 アサヒ再生ゴム( 廣田知文社長、佐賀県三養基郡みやき町大字原古賀5810 )はタイヤ再生ゴム・練ゴム・粉末ゴムの販売価格を7月1日よりキロ当たり平均5円値上げすると発表した。

 昨年からの九州電力の電力料金値上げ、更に燃料費も高騰し、それに伴う各種副資材・運送費の上昇が収益を圧迫している。

 特に再生ゴムは製造行程において大量の電力を使用するため、使用電力の製造コストに占める割合が大きく、製造コストが大幅に上昇した。

 また、タイヤ再生ゴムの主原料である用済み大型トラック・バス用タイヤについても、燃料高騰に伴い代替燃料としての需要拡大が影響し、断続的に購入価格が上昇しており、採算悪化の要因になっている。

 同社では価格維持に努めてきたが、自助努力だけでは吸収することは困難な状況になり、継続的な安定供給を図るため値上げを決断した。

 再生ゴム大手の村岡ゴム工業も、2012に東京電力の電力料金値上げを理由に再生ゴムの値上げを実施している。

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