【再生ゴム特集】大栄護謨 新グレード投入で活性化

2014年06月28日

ゴムタイムス社

大栄護謨 新グレード投入で活性化

 

 大栄護謨(大阪市生野区)は再生ゴム製造、販売及び、環境リサイクルを目的とした、ゴム再生加工を行っている。

 滋賀工場で再生ゴム月産800t、練り加工月産250t、マレーシア海外子会社「DAIEI KOGYO(MALAYSIA) SDN BHD.」で月産400tの生産能力を有する。

 足元の需給動向については、天然再生ゴムでは前年好調であった梱包テープ需要が4月以降、消費増税の反動が見られ、荷動きが鈍いとしているが、ブチル再生ゴムはシーリーング材、ルーフィング需要が、原料不足や現場作業員の人材難などから住宅着工の遅れもあり、受注残を抱えている。

 一方、マレーシア子会社では、現地需要に対応するとともに、色再生ゴムを日本へ出荷しているが、現地での需要拡大で順調に推移している。

 現在、マレーシアでの生産品の6~7割を日本へ輸出、3割がマレーシアの現地メーカーに納入している。

 同社は早くから限りある資源のリサイクルに着手し、再生ゴムの主力製品「DAIREC」を世に送り出して40数年の歴史と実績を誇っており、同社の天然ゴム系「DAINAREC」及びブチルゴム系「DAITAC」は種々テープの粘着剤や接着剤の主原料として使用されているほか、また、ゴム板や型物等へのブレンドゴムとしても使用されている。

 ブチルゴム系「DAIBUREC」は防水シート、ルーフィング、防食テープ等の主原料として使用されている。

 同社では、再生ゴムの需要掘り起しを図るため、現在、天然再生ゴム、

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