東洋ゴム 中国で鉄道車両用部品工場が開所式を挙行

2014年06月20日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は、6月18日、中国において鉄道車両用部品の製造販売を行う合弁会社「無錫東洋美峰橡胶制品制造有限公司(以下TMW)」の生産拠点開所式を挙行したと発表した。

 同社は、鉄道車両に求められる快適性と安全性を実現する鉄道車両用防振ゴム装置(空気ばね・防振ゴム)の開発・製造を行い、50年以上にわたって日本国内を中心に供給している。

 TMWは、同社が日本国内で技術力・信頼性を評価・支持されてきた鉄道車両用部品を海外市場で展開するために、中国において鉄道車両用部品の技術力と商品販売力を有する無錫市美峰橡胶制品制造有限公司(以下、美峰ゴム)をビジネスパートナーに迎え、設立した合弁会社。

 式典には、来賓として地元行政当局の要人をはじめ、国内外主要取引先、TMW役員および従業員、美峰ゴム関係者など、合計約70名が出席して同工場の開所を祝した。

 同社は、中計’14 で、鉄道車両部品事業における海外事業基盤の強化を図り、2016年時点の海外生産比率を35%に引き上げる計画で、TMWの本格稼働をグローバル展開の足がかりとして事業成長を加速していくことをねらう。

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