BASFは6月12日、韓国の忠清南道・礼山において新たなコンパウンド工場の建設に着手したと発表した。
新工場は、エンジニアリング・プラスチックコンパウンド「Ultramid」(ポリアミド=PA)および「Ultradur」(ポリブチレン テレフタレート樹脂=PBT)の生産施設として2015年末までに生産を開始する予定だ。
新プラントの初年度の年間生産能力は36000トンを予定しており、これにより同社の韓国におけるエンジニアリング・プラスチックコンパウンドの生産能力は2倍以上に拡大される。礼山のプラント開設に加え、すでに発表されている中国・浦東のコンパウンド工場の生産能力拡大により、アジアにおける同社のコンパウンド総生産能力は、現在の13万トンから2015年には22万5000トンに拡大することになる。