㈱金陽社(東京都 品川区、中田惠二社長)の2014年3月期決算はブランケットの輸出増に加え、為替円安が収益を押し上げ増収増益となった。
ブランケット国内は、UV用ブランケットの高品質製品が好評価を得るなど販売は微増となった。
ブランケット輸出は、欧州、米国、中国向けなどグローバルで伸長し、タイのブランケット加工工場からは需要旺盛な東南アジア地区への販売も伸長した。
ゴムロール国内は、印刷用ロールが若干増、製鉄・フィルムなどの工業用ロール全体では横ばいも製紙向けは減少、OAロール販売は低調に推移した。
現在、同社では社長直轄による中期3ヵ年計画を推進中で今期は2年目。
この中で同社は「最良の製品、最高の品質、未来への挑戦」を経営方針に掲げ、年初予算をクリアすべく各種施策を進めているが、営業効率を上げるため昨年9月には東京営業本部を新設。
近年、同社が注力しているフレキソ印刷用の「フレキソ版材ゴムシート」の普及・拡大を図るため、本年4月1日付で営業部門に「フレキソ推進室」を設置したほか、同日付で本社内に「購買統括本部」を新設、これまで工場単位であった購買部門を一本化し、原材料のコスト削減を図る計画でいる。
また、グローバル展開を加速させるためHPをリニューアル、日本語版サイトに加え、グローバル拠点の現地語版によるグローバルサイトを開設した。
今期の業績見通しについては、足元、消費増税の反動が見られるが、UV印刷用ロールのUV―MAX、