明和ゴム工業㈱(東京都大田区、坪井栄一郎社長)は変わり続ける印刷技術、次々と生み出される高機能フィルムなどの高度なニーズに対応すべくTechnological Innovationの合い言葉のもと、新たな材質開発や生産技術の革新に取り組んでいる。同社は国内の北海道工場、東北工場、前橋工場、東京工場、京都生産技術センターの5工場で各種印刷用ロール、各種工業用ロール、印刷用製版材料を生産、全国13営業所で全国展開を行っている。
品種別構成は印刷用ロールが5割、フィルム向け、ゴミ取りロール、非粘着ロールなどを含む工業用ロールが5割を占め、印刷用ロールを主体に事業展開。近年、フィルム向け分野での拡販に注力している。
フィルム向け分野では同社がニーズを先取りし、独自技術により開発した特殊ロール「コンポジヘリカル/マイクロ溝加工」が注目を集めている。
この「コンポジヘリカル/マイクロ溝加工」は、ロール表面にマイクロレベルの微細・精密な溝加工を有するシワ抑制ロールで、先に開催された第2回フィルムテック大阪にも出品、来場者の関心を呼んでいた。
硬さ(材質)の異なるゴムをヘリカル加工することで、