【統計表2点あり】
5月の東京ゴム相場の推移は、先限の終値が大型連休明けに急落し、200円ラインを割り込んだ。中旬には大台に戻してキープし続けたが、月末には再び200円台を割り込んだ。これは4月頭に比べて40円近く低い水準だ。
その大きな要因として、4月初めに報道されたタイ政府による20万トンの国家備蓄ゴム放出計画が挙げられる。中国の景気回復が未だ本格的でなく、在庫も高い水準を保っている中で、大生産地タイからの在庫放出発表は、ゴム相場を直撃した。
なお、タイ政府の在庫放出はクーデター発生により先延ばしされているが、6月には