【再生ゴム特集】アサヒ再生ゴム タイヤ再生ゴムを値上げ

2014年06月28日

ゴムタイムス社

アサヒ再生ゴム タイヤ再生ゴムを7月から値上げ

 

 アサヒ再生ゴム㈱(廣田知文社長、佐賀県三養基郡みやき町大字原古賀5810)は1962年設立、同年12月に久留米工場で操業を開始。72年12月に工場を佐賀県中原町に移転、77年2月に資本金を1億円に増額。

 佐賀工場で再生ゴム、練りゴム、粉末ゴムを生産しており、同社の生産能力は月産500t。販売構成比はタイヤ再生ゴムが6割、ブチル再生ゴムが2割、練りゴム1割、粉末ゴム1割となっている。

 同社は2012年4月1日付で廣田知文氏(㈱アサヒコーポレーションから出向)が社長に就任するとともに役員体制を一新、各種合理化策を実施し、経営基盤の強化を図ってきている。

 収益基盤の強化を図るため同社はこのほどタイヤ再生ゴム・練りゴム・粉末ゴムの販売価格を7月1日よりキロ当たり平均5円値上げすると発表した。

 昨年からの九州電力の電力料金値上げ、更に燃料費も高騰し、それに伴う各種副資材・運送費の上昇が収益を圧迫している。

 特に再生ゴムは製造工程において大量の電力を使用するため、使用電力の製造コストに占める割合が大きく、製造コストが大幅に上昇した。

 また、タイヤ再生ゴムの主原料である用済み大型トラック・バス用タイヤについても、燃料高騰に伴い

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