ロイターによると、中国・青島港の保税倉庫にあるゴム備蓄が5月のピークから約1割減少している。
同港での金属担保融資をめぐる詐欺捜査を受け、融資担保としてのゴム需要が縮小したことが一因であると、複数の業界関係者が明らかにした。
シンガポール駐在のゴム業界のある幹部は「金属担保融資をめぐる捜査を受け、銀行は融資に一段と慎重になっており、以前とは状況が異なっている」と述べている。
中国での在庫の大部分を占める青島港のゴム備蓄を市場は注視しているが、具体的な備蓄量は開示されていない。
青島オフィスのデータをまとめた3人の業界筋が推計したところによると、天然ゴム、合成ゴム、ゴムコンパウンドの今週の備蓄量は