ブリヂストンはこのほど、国内の化工品販売体制を再編し、15年1月よりブリヂストン化工品ジャパン㈱に統合すると発表した(本紙既報)。
今回の再編を通じ、同社は製品販売にとどまらず、顧客の目線を起点とした同社グループならではの製品やサービスを組み合わせることにより、顧客の要望に対する最適な解決策をよりスピーディーに提案できる体制を構築する。また、地域密着という従来からの強みと、各事業で一貫性のある施策の両立は、今後も図っていきたいとしている。
同社の国内化工品販売は、1962年に工業用品部門の直系販売会社として、ビーエス工業用品販売会社および大阪ビーエス工業用品販売㈱を設立したことで始まった。1967年には全国に設立した販売会社を再編・改称し、ブリヂストン工業用品北海道販売㈱、同東京販売㈱、同中部販売㈱、同大阪販売㈱、同中国販売㈱、同九州販売㈱の6社体制がスタート。その後は販社の地区細分化が進んだ他、1980年代には建築用品部門の分離が行われ、関東地区ではブリヂストン建築用品東京販売㈱が、大阪・神戸地区では同大阪販売㈱が発足した。
1991年に、各販社は改称を実施し、㈱ブリヂストンIPT(旧東京販売)、㈱ブリヂストンIPO(旧大阪販売)などが発足。2008年には、再び工業用品部門と建築用品部門の統合を行い、国内6社に再編された。
そして2010年より、