住友ゴム 商用車用スタッドレスタイヤを新発売

2014年07月02日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は7月1日、、商用車用スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX SV01」を8月から順次発売すると発表した。

 発売サイズは24サイズで、価格はオープン価格。氷雪上をはじめとするさまざまな路面で優れた性能を発揮するとともに、高いライフ性能を両立した「長持ちするスタッドレスタイヤ」として好評の「WINTER MAXX」シリーズの技術を採用している。

 同製品は、同シリーズで採用した、凍結した路面に密着することで強力なグリップ力を発揮する「ナノフィットゴム」と、引っかき効果を高めた「MAXX シャープエッジ」を採用することで氷上ブレーキ性能を同社従来品DSV―01に比べ14%向上させている。また商用車専用パターンを採用し、接地面積を拡大することで、ライフ性能を同社従来品に比べ1・5倍向上、高い経済性を確保するとともに、操縦安定性能も向上している。

 同社は、ダンロップ独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN」により、ナノ領域での柔軟性と、マクロ領域での剛性を両立した「ナノフィットゴム」を開発。軟化剤がゴム内部でクッションの役割を果たし、ナノ領域の氷の凹凸に柔軟に変形し、強く密着することで、氷上ブレーキ性能を向上させている。また、高密度シリカがゴム内部でネットワークを構築することで、支え合い、マクロ領域のゴムの剛性を高めている。これにより、ブロックの倒れこみを抑制し、「MAXXシャープエッジ」の効果を最大化させている。

 また、MAXXシャープエッジは、ダンロップ独自のサイピング技術「ミウラ折りサイプ」のサイプ幅を同社従来品より25%細くした「新ミウラ折りサイプ」により、ブロックの倒れこみを抑制する。また、サイプの数も増やすことができるため、タイヤ全体のエッジ成分がアップし、路面への引っかき効果を高め氷上ブレーキ性能を向上させている。

 さらに、商用車専用パターンは、パターンのセンター部をリブ化し、エッジ成分を増加させたことで、引っかき効果を向上。また、接地面積の拡大により接地圧分布を適正化することで摩耗を抑制し、ライフ性能を大幅に向上させた。

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