宇部興産は7月1日、同社と昭和シェル石油が共同出資する事業運営会社ユーエスパワーが、7月1日より宇部興産が所有する山口県宇部市藤曲の遊休地において太陽光発電所(名称:ユーエスパワー発電所)の営業運転を開始したと発表した。
7月4日に発電所構内にて竣工式を執り行う予定。
発電出力は約21・3MW(2万1300kW:太陽電池モジュール出力)で年間送電電力量は2501万kWhを見込んでおり、再生可能エネルギーの固定買取制度(Feed―in Tariff:FIT)に基づき全量を中国電力株式会社へ売電する。この年間発電量は一般家庭年間消費電力量の約6900世帯分に相当。また、CO2削減の貢献量としては年間約8300tを見込んでいる。敷地面積は約30万㎡。太陽光モジュールは昭和シェル石油100%子会社のソーラーフロンティア社製品。
宇部興産と昭和シェル石油は、同発電所稼動により、太陽光発電による再生可能エネルギービジネスを通じて地域活性化に寄与するとともに、地球環境保全ならびにエネルギー資源問題に貢献していく方針。