ニシヤマ 海外5法人の拡販に注力

2014年07月07日

ゴムタイムス社

 工業用ゴム・樹脂製品の総合商社、ニシヤマ(佐藤昌幸社長)は2014年度からスタートする中期経営計画で、海外5法人の販売拡大を掲げグローバル展開を加速させる。

 6月27日開催の第71回ニシヤマ会で佐藤昌幸社長が 2014年3月期決算及び今期の事業計画を明らかにした。

 同社の2014年3月期決算は売上高は主力のエネルギー事業部、鉄道車両事業部が牽引し277億9800万円、前期比6%増、営業利益9億9000万円、同88・9%増の増収増益となった。

 エネルギー事業部では工業用ガスが燃料転換や発電需要の獲得などにより堅調に推移し、ガス市場向け商品の納入が拡大、その中では名古屋支店が担当するユーザー向けの大型新商品の販売が売上増に寄与した。

 鉄道車両事業部では、鉄道車両メーカーの海外進出が進む中、輸入商品の積極的な導入・拡販、国内施設関連商品の開発・販売が貢献した。

 産業機器事業部では建設機械分野の国内市場でリーマンショック直前の水準を上回り、活況を呈し、更に次期排ガス規制関連商品のスペックインを推進した結果、受注が確定した。

 海洋調査船向けウインチシステム、関連機器及び部材の納入が完了し売り上げに貢献。電子制御事業部ではIC出荷数量の成長率が回復し、半導体製造装置メーカーに対する製品群が増えた。

 国際事業部では海外タイヤメーカー向けタイヤ成形ドラムの輸出は今期も好調を維持し、更に2輪車タイヤ成形機の販売を開始した。開発営業部の真空事業では癌治療用粒子線装置、MRI診断装置、加速器及び核融合関連事業の案件を受注。また、燃料電池水素事業・分散電源分野への取り組み、商品開発を進めた。

 同社は2014年度からスタートする中計の基本方針に米国、

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