クレハは7月1日、福島県いわき市の同社いわき事業所内に設立した新会社「さんしゃいんクレハ」の設立式および入社式を開催したと発表した。
さんしゃいんクレハは障がい者の社会参加および自立支援を目的とする会社。7月1日午前10時より、同社いわき事業所において、行政、学校、施設、従業員および関係者出席のもと、設立式および入社式を開催した。
近年、障がい者と健常者が分け隔てなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら生活できる社会を目指す「ノーマライゼーション」の考え方が浸透するとともに、「障害者の雇用の促進等に関する法律」などの法的支援も進み、企業においても積極的に障がい者の雇用を拡大する取り組みがなされている。
同社は、福島県いわき市に研究・開発および生産の主たる拠点を有している。創立70周年を迎える今年、障がい者の社会参加および自立支援を目的とする新会社を設立した。
さんしゃいんクレハは資本金が1000万円(クレハ100%出資)、従業員数は16名(2014年7月1日現在。内、障がい者9名)。業務内容は事務代行、各種データ入力、メールサービス、文書管理、古紙再生・印刷、清掃・緑化業務、等。設立日は6月10日(今後、特例子会社の認定申請を予定)、運営開始日は7月1日。