財務省統計によるゴムホースの1~4月輸出合計は、149億4600万円、前年比2・7%減、ドル建てでは1億4500万ドル、同10・9%減と前年比割れした。一方、輸入合計は、55億7200万円、前年比で35・2%増、ドル建てでも5422万ドル、同23・3%増と8ヵ月連続で前年比増となった。
特に、輸入ホース構成比の約7割を占める自動車用ホースは、前年比49%増と大きく伸張した。
為替は2012年度比較で20円ほど円高是正されたが、ゴムホース輸出は金額、数量とも減少している。一方、ゴムホース輸入は円高是正後も増加が続いている。
この傾向は、海外生産の増加による現地シフト化、現地資材調達の加速、海外生産品の日本への逆輸入の増加などが進み、貿易構造に大きな変化が起きているのが要因のようだ。
日本ゴムホース工業会の山本浩介常務理事は、