7月のカーボンブラック 生産・出荷とも微減

2011年09月15日

ゴムタイムス社

 カーボンブラック協会 がこのほど発表した7月のカーボンブラック生産量は前年 同月比5・6%減の6万1590トンとなった。
 同月の出荷は6万1326トン、同4・0%減少した。出荷のうちゴム用はタイヤ向けが同5・2%減の4万5432トン、一般ゴム向けは同1・0%増の1万1082トンで横ばいになった。タイヤ向けは自動車の生産が徐々に回復しているものの、7月もまだ昨年並みには至っていない。一方、一般ゴム向けは自動車以外の需要がタイヤの落ち込みを止めている。
 貿易統計による6月の 輸出は3350トン、前年同月比29・9%減と大幅に減少したが、輸入は1万8876トン、同36・4%増と3割強の伸び率となった。これは自動車生産が回復し始めた5月以降から需要も徐々に戻りつつあるが、供給不足を補うために輸入が大きく伸びている。
 国別輸出では、中国1285トン、タイ540トン、インドネシア206トン、その他1319トンとなった。
 国別輸入では、インド2943トン、韓国2616トン、タイ4989トン、その他8328トンとなった。

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