ブリヂストン(津谷正明CEO)は、14年を初年度として5年間にわたる「中期経営計画2013」(2013MTP)を策定した。
津谷CEOは、2013MTPについて「経営改革の重要なツールであり、基本姿勢であるLean&Strategicとグループ・グローバル最適を浸透させる上で重要な役割を果たしている」 と位置付けた。
2013MTPにおいて、同社は「真のグローバル企業」と「業界において全てに『断トツ』」を目指し、「グローバル企業文化の育成」「グローバル経営人材の育成」「グローバル経営体制の整備」の3点を重点項目としている。
その一つ「グローバル経営体制の整備」では、同社の基幹事業である「タイヤ事業のSBU体制の再編」などとともに、非タイヤである「多角化事業の拡充」が目標に掲げられた。具体的な内容を見ると、「選択と集中」・構造改革、事業間の連携強化、グローバル化促進、集中事業の更なる飛躍をめざすとしている。
その多角化事業のうち5割を占めるのが、化成品や工業用品を含む「化工品事業」だ。
化工品事業の一つであるインフラ事業(免震ゴム)においては、13年に