日本ミシュランタイヤは7月7日、「MICHELIN Pilot Road 3」が、ヤマハ発動機の開発したYAMAHA「MT―07」「MT―07A」に新車装着タイヤとして採用されたと発表した。
同製品は、スポーツツーリングバイクユーザーが求めるあらゆる気象条件下での優れたグリップ性能とロングライフ性能の両立させることを目標に開発された製品。装着サイズは、フロントが120/70ZR17、リアが180/55ZR17。
同製品は気象条件に左右されずに安全性を確保するため、路面の水分を除去し可能な限りドライコンディションに近づけるよう作用するテクノロジー「XST」が採用されている。
同技術により、サイプのエッジ部分に適切にかかった荷重が路面の水膜を切り裂き、その結果、タイヤが路面に確実に接地するようになる。サイプによって吸い上げられた水分はグルーブ(タイヤトレッド面の主溝)を通して効率良く排水される。接地面からの吸水性を高めるため、サイプに沿って配置された円形の「ウェル(貯水ホール)」により、サイプが水膜を切り裂く効果が強化される。円形の「ウェル」を介し、複数の短いブレードを配置した方が、1本の長いブレードよりも効果的だ。
また、グルーブと同じ深さまで刻まれ、タイヤの摩耗が進んでもその効果が変わりにくいフル・デプス・サイプや、サイプ効果を高め、理想的なコンタクトパッチ(接地面)を確保し、かつ偏摩耗を抑制するため最適な角度を持たせた、傾斜サイプが採用されている。
さらに、同製品では、バランスの取れたパフォーマンスを発揮させるために、分割トレッド比率のデュアルコンパウンド技術(2CT)が採用された。トレッドショルダー部は高いグリップ性能を、センター部は耐摩耗性能を発揮するように設計されている。
装着車両のYAMAHA「MT―07」「MT―07A」は、「スポーツパッション&スマート」をコンセプトに、走りの楽しさと街中で映えるファッショナブルなスタイル、コストパフォーマンスを調和させた、普段着感覚で走りを楽しめるスマートな大型二輪モデル。