横浜ゴムは7月8日、小型トラック・バス用スタッドレスタイヤ「iceGUARD iG91」を9月1日から発売する。
発売サイズは15インチ~17・5インチの全31サイズ。価格はオープンプライス。
新製品「iceGUARD iG91」は、氷上・雪上性能のさらなる向上を追求した商用車用スタッドレスタイヤ。新トレッドパターン、新開発のコンパウンドにより、従来品「PROFORCE STUDLESS SY01」に比べ、氷上制動性能は約9%、雪上制動性能は約7%それぞれ向上した。トレッドパターンは「高密度サイプ配置」「ピラミッドサイプ」「千鳥配置ブロック」「4本ストレートグルーブ」により、エッジ効果や排雪・排水性を高めた。キャップコンパウンドは乗用車用や大型トラック用スタッドレスタイヤで実績のある「吸水ハニカムシリカ」と「マイクロ吸水バルーンⅡ」を小型トラック・バス用にチューニングし、氷上の水膜を除去することで氷とゴムの接地性を高めている。さらに「高密度ゴム補強構造Ⅱ」により低温でもやわらかさを保つゴムが氷表面の微細な凹凸に追従することで、凍結路面におけるグリップ力を向上させている。また、ケーシングは大型トラック用タイヤ「ZEN」で培われた歪み低減プロファイル設計技術を応用し、耐久性を大幅に向上した。
同製品は、「環境性能のさらなる向上+人に、社会にやさしい」をテーマとした同社の「BluEarth」コンセプトに基づいた環境技術も採用している。従来品「PROFORCE STUDLESS SY01」に対して同等の耐摩耗性能を確保しつつ、転がり抵抗を約14%低減し、省燃費にも貢献している。