【統計表2点あり】
6月の東京ゴム相場の推移を見ると、先限(11月限)の終値は190円台前半からスタートし、5日に190円30銭の安値を付けたあと、戻りを試す動きが出て200円台を回復した。上昇の要因としては、天然ゴムの需給と密接な関係を持つ原油高や、株高に支えられたものと見られる。下旬には220円目前まで上昇した後、緩やかに下落し、相場は一服している。
当限(6月限)については180円台前半から緩やかに上昇し、24日に207円台をつけて納会を迎えた。
国際ゴム研究会(IRSG)は、14年の天然ゴム供給量が約20万tの過剰になると予想している。タイの軍事政権は天然ゴムを政府在庫から20万トン放出する計画を棚上げすると伝えられ、マレーシア、インドネシアを含めた主要生産国も需給の引き締めを図っている。ただし、6月に入り