東洋ゴム工業は7月8日、SUV向けタイヤ「OPEN COUNTRY A/TⅡ(以下OPATⅡ)」が、米国フォード社製ピックアップトラック「F―250」「F―350」の新車装着タイヤとして採用されたと発表した。
OPATⅡは、同社の米国タイヤ生産子会社トーヨータイヤ・ノースアメリカ・マニュファクチュアリング(以下TNA)で製造されている。TNA製タイヤの米国自動車メーカーへの採用は今回が初めて。タイヤサイズはLT275/65R20 126S。
OPATⅡは、米国タイヤ販売子会社TOYO TIRE U.S.A. CORP.が2012年8月から市販を開始し、1年を満たないうちに100万本の販売を達成したヒット商品で、摩耗ライフの大幅向上や意匠性の高いデザインなどが評価され、リプレイス(補修用)市場において、今なお高い人気を博している。
このOPATⅡを製造するTNAは、2005年に設立した北米市場向けタイヤ製造拠点であり、現在、第4期生産増強に着手している。
同社独自のタイヤ製造新工法「A.T.O.M.(Advanced Tire Operation Module)」を導入した先端工場として、省スペース、多品種少量生産、自動化を実現したオペレーションにより、高品質な付加価値の高い製品供給を行っている。