川口化学の11月期第2四半期 ゴム薬品堅調で黒字転換

2014年07月09日

ゴムタイムス社

 川口化学工業の2014年11月期第2四半期連結決算は、売上高は22億3300万円で前年同期比12・8%増、営業利益は3400万円(前年同期は2400万円の損失)、経常利益は2900万円(前年同期は3000万円の損失)、四半期純利益は1900万円(前年同期は1300万円の損失)となった。

 ゴム薬品の分野は、主要顧客であるタイヤ・自動車用ゴム部品・合成ゴムユーザーが昨年後半から回復に転じたことと、特殊ゴム薬品について拡販を進めたことから、本年4月以降消費税増税による反動減の影響が見られるものの、全体として売上を伸ばした。輸出については、為替が安定して推移したことや、中国をはじめとする東南アジアにおいて経済活動が拡大傾向となったことから、主力品を中心に受注拡大に努め、売上を伸ばした。 結果、同部門合計の売上高は21億500万円、同8・1%増となった。

 樹脂薬品の分野は、主要需要先の国内外のアクリル酸・アクリル酸エステル・ABS樹脂・MMA等の需要市況が回復傾向であることと合わせ、国内アクリル酸生産の復調により、売上を伸ばした。また、海外市場への販売を強化し既存の顧客への販売を維持拡大するとともに、新規顧客の開拓をおこない売上を伸ばした。結果、同部門合計の売上高は

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