日本ゴム工業会が財務省貿易統計に基づいてまとめた1~5月のゴム製品の輸出入実績によると、5月のゴム製品輸出出荷金額は851億1800万円で、前年同月比8・8%の減少、輸入金額は327億1200万円で同8・6%増となった。
1~5月の累計では、輸出金額は4082億4700万円で同5・2%減、輸入金額は1655億9100万円で同18・6%増となっている。
輸出については、13年度は2ケタ増で推移したが、今年に入ると減速し、3月以降は前年実績を下回って推移している。
特に落ち込みが目立つのが自動車タイヤで、海外に生産拠点が移っていることを反映していると見られる。
ゴムベルトは昨年から月ごとの増減が激しく、その傾向が今年も続いている。1、3月は2ケタ減となったものの5月は6・3%増となった。アジア諸国での需要回復が背景にあると考えられる。
ゴムホースは2、3月の低調から一転、4月に同8・0%の伸びとなったが、その反動で5月は2ケタ減となっている。
ただ、これらの製品は、
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