ゴム連合は7月3日、14年春季生活改善とりくみの一時金妥結状況を明らかにした。それによると、年間で妥結した33組合の妥結額は組合員1人あたりの平均(加重平均)で約150万円となった。また、単組あたりの平均(単純平均)は約115万円となり、いずれもリーマンショック前の2008年実績を上回った。
ゴム連合に加盟する60組合のうち、一時金について要求を提出した単組は55組合で(5月要求分含む)、妥結した単組は48組合だった。
そのうち、年間で妥結した32組合の妥結状況を具体的に見ると、加重平均で149万5803円、5・11ヵ月となり、前年同時期に発表した実績(33組合)との比較で、額は8万7181円増、月数は0・17ヵ月増となった。単純平均では114万9929円、4・15ヵ月となり、額は同9万9535円増、月数は同0・3ヵ月増とそれぞれ上昇した。
リーマンショック前の08年同時期に発表された妥結額(35組合)は、加重平均で146万5594円、4・98ヵ月だったため、今年の妥結平均はいずれもそれを上回った。アベノミクス効果による株高と円安などの後押しで、輸出を中心とした企業の業績が上がったことが反映したものと見られる。
夏季分のみで妥結した単組と、年間で妥結した単組の夏分を合わせた夏季一時金妥結平均は、加重で72万8822円、2・51ヵ月となり、前年同時期実績(48組合)比で額が3万7002円増、月数が0・06ヵ月増となった。単純平均では50万7219円、1・90ヵ月となり、額は同3万6925円増、月数は同0・09ヵ月増とこちらも上昇した。
また、5月に要求を行った7組合の夏季一時金妥結状況を見ると、