東海ゴム 国際モダンホスピタルショウ2014に出展

2014年07月14日

ゴムタイムス社

 東海ゴム工業は7月11日、医療・福祉関連製品の展示会「国際モダンホスピタルショウ2014」にブース出展すると発表した。

 同イベントは7月16日から18日まで東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれる。同社は、ベッドや車椅子での患者の体圧を確認できるセンサ「SRソフトビジョン」を体感してもらう予定。会期は、開催日の10時から17時まで。詳細はhttp://www.noma.or.jp/hs/2014/index.html。同社ブースは、東展示棟5ホールD―13。

 日本病院会と日本経営協会が主催する同イベントは、病院などの医療機関における質の高い医療・看護・リハビリ活動を追求することを目的として、先進的な機器や各種システムを紹介するもので、約350社が参加する。

 同社出展ブースでは、車椅子やベッド上での圧力分布状態をパソコンやモバイル機器(画面)で可視化できる同製品シリーズを紹介する。すでに発表している「分布版」「数値版」「無線版」の製品群に加えて、現在開発中の「全身版」「足圧版」を参考出品する。同製品は病院などで床ずれ防止などに活用できるもの。同社は、独自開発のゴム製センサ「スマートラバー(SR)センサ」を活用した、医師や看護師、セラピストの負担軽減と患者の快適な生活に貢献できる製品を提案する。

 同製品は、柔軟材質のため使用時に身体に違和感を与えることなく、病院や介護施設で車椅子のクッション選定や床ずれ防止のための体圧測定、リハビリ支援などに利用できる面状圧力センサ。

 「分布版」は、同製品の第1号製品として2013年1月に発売した、圧力分布状態をパソコン画面で可視化する。また、「数値版」は、新たに面圧中心表示・数値表示などを追加し、2013年10月に発売した上位機種。定量的なデータが取り込めるため、医療・介護現場でのご利用の幅が広がった。「無線版」は、タブレットやスマートフォンなどのモバイル機器と無線で連動させて利便性を向上した新機種で、3月に発売した。さらに、「全身版」(参考出品)は、数値版をベッドサイズにスケールアップし、1600カ所の感圧点を搭載したことにより、被介護者の状態に合わせてベッドでの床ずれ防止などの介護計画に対応できる。「足圧版」(参考出品)は、1024カ所の感圧点で、指先を含めた足裏全体の圧力を計測できるセンサ。身体のバランスなどを確認できる。

 具体的には、入院患者の床ずれ防止やリハビリ科での患者指導や効果確認への活用を想定しており、柔軟な材料でユーザーのよりよい生活に貢献していく考えだ。

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