東洋ゴム工業は7月14日、乗用車用スタッドレスタイヤ「OBSERVE GARIT GIZ」を新たに開発し、8月1日より全国一斉発売すると発表した。
発売サイズは13~18インチ/64サイズ、価格はオープン。
同製品の「GIZ」は、「グリップのG」「アイスのI」「究極をめざすZ」から創った造語。凍結(アイス)路面でのブレーキングとコーナリングの性能を向上し、慎重なコントロールが必要な冬道も確かな走り応えで高い性能を実現するスタッドレスタイヤとして開発された。
凍結路面でのタイヤの走行性能を確保するために、氷の表面にできるミクロ単位の水膜にどう対処するかをフォーカスポイントとしたことが特徴。主に、新素材の採用という材料面からのアプローチと新技術を具現化したパターン設計からのアプローチにより、課題解決を図った。
新開発「NEO吸着ナノゲルゴム」と「新吸着3Dサイプ」の採用により、吸水・密着・ひっかきの3つの効果で、氷をしっかりと捉え、優れたアイス性能を発揮する。凍結路面における制動距離を同社従来品(GARIT G5)比10%短縮、またコーナリング性能を同14%向上しました。