三ツ星ベルト(神戸市長田区、垣内一社長)の搬送ベルト部門は、食品・食品機械分野と物流分野を中心に幅広く事業展開している。
搬送ベルト部門の13年度の実績は、プラントなどの大型案件がなかったにも関わらず、前年同期比2ケタに近い売上増を記録した。同社産業資材営業第3事業部佐々木孝部長は「製品が広く認知され、需要の底上げができた」と評価している。
同社の搬送ベルトの販売割合は、食品分野が約4割、物流分野が約3割。その中で、物流に区分けされる標準コンベヤで食品用途に使われる場合があるなど、実質的に食品向けは全体の5割を超えるとのことだ。
同社は一昨年、搬送用樹脂ベルトの新ブランド「Tailorbert(テーラーベルト)」を立ち上げた。
「一品一品の機能にこだわり、まるで『服の仕立てのように手作り感がある心のこもったものづくりが、我々の哲学」(佐々木部長)であり、その精神を社員一人ひとりに行き渡らせるために「テーラーベルト」と名づけたという。
その注力商品に「ブルーベルト」シリーズがある。特殊な色づけ方法で色移りせず、検品する商品と抜群のコントラストがあり、