2014年上半期も原材料の値上げが相次いだ。原材料メーカーの値上げアナウンスは別表の通り。前年と同様、本年上半期も合成ゴム、TPE、カーボンブラック各社の価格修正が目立った。
合成ゴムでは、三井化学が1月6日納入分から三井EPT(エチレン・プロピレンゴム)の価格改定を実施し、国内向けがキログラムあたり20円以上、海外向けはトンあたり200米ドル以上の値上げを行った。同製品の値上げは13年10月以来。
JSRは2月1日納入分から合成ゴム・エマルジョン製品の値上げを実施した。値上幅は、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)がキログラムあたり22円以上、BR(ブタジエンゴム)が同27円以上、NBR(ニトリルゴム)が同21円以上、EP(エチレン・プロピレンゴム)が同29円以上、IR(イソプレンゴム)が同36円以上、一般産業用ラテックスが同21円以上などとなっている。
同社による合成ゴム・エマルジョン製品の値上げは
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