日本ゼオンの化成品事業部ではC5留分を原材料とするC5石油樹脂「クイントン」やスチレン系熱可塑性エラストマー(SIS)「クインタック」のグローバルな需要拡大に対応、このほどC5石油樹脂原料の安定供給が得られるアジア地区で海外プラントを建設すべく事業化調査を開始した。
日本ゼオンの中期経営計画「SZ-20 Phase II」ではエラストマー素材事業(合成ゴム・合成ラテックス・化成品事業)における重点課題として「 成長市場へのグローバルな対応による強い事業の更なる強化」を掲げており、C5石油樹脂を拡大戦略商品として位置付けている。
C5石油樹脂は、粘着剤・ホットメルト接着剤あるいはトラフィックペイントなど