横浜ゴムは7月22日、中国の乗用車用タイヤ生産販売会社である杭州優科豪馬輪胎有限公司が6月、中国石油・化学工業連合会が実施した「2013年度石油・化学省エネルギー先駆者発表会」で省エネルギー先駆者に選出され、表彰されたと発表した。
同表彰は中国政府が定めた省エネルギーに関する方針を推進するために実施しているもので、杭州優科豪馬輪胎はタイヤ1t当たりのエネルギー使用量が最も少なかったことが高く評価された。
同社グループは中期経営計画「グランドデザイン100」の基本方針に「トップレベルの環境貢献企業になる」ことを掲げ、重要課題のひとつとして国内外グループ会社で温室効果ガス排出量や廃棄物の削減に取り組んでいる。杭州優科豪馬輪胎は高効率設備の導入や徹底した省エネ活動に加え、2011年に海外グループ会社で初めて太陽光発電システムを導入。また、2010年には海外生産拠点で初めて完全ゼロエミッションを達成するなど高レベルな環境保全活動を行っている。
「石油・化学省エネルギー先駆者発表会」は企業が提出したデータをもとに原油加工、カーボン、タイヤなど16分野で省エネルギー先駆者を選出する。タイヤ部門では中国ゴム協会に所属する一定規模以上のローカルタイヤメーカーや外資系タイヤメーカーの中から乗用車用ラジアルタイヤ生産会社、トラック・バス用ラジアルタイヤ生産会社、バイアスタイヤ生産会社、建設車両用タイヤ生産会社の4カテゴリーで3社ずつ選出された。