三菱化学の機能性樹脂事業部はこのほどタイの塩ビコンパウンドの生産拠点であるサンプレーン(タイランド)社を三菱化学パフォーマンスポリマーズ(タイランド)社に社名変更するとともに、同社拠点のアマタナコン工場を拡張してオレフィン系熱可塑性エラストマー「サーモラン」の新規製造設備(年産4600t)を導入すると発表した。2015年度第2四半期から生産を開始する。
同社の機能性樹脂事業はこれまで積極的なM&Aを進め、欧州、北米地区など世界各地において事業を拡大してきたが、更なる供給体制の確立を図るため、ブラジルのTPE新プラント、今回のタイでのTPE生産はじめ、欧州、米国、中国工場での生産能力増強に2015年半ばまでに総額50億円弱を投資する。
ブラジルで建設を進めている熱可塑性エラストマー「サーモラン」の新プラント(年産4600t)は、