宇部興産は7月25日、同社と三信通商が同日、三信通商が営む全ての建材販売事業等を、両社間で新たに設立する合弁会社に吸収分割の方法によって事業承継することに基本合意したと発表した。
なお、新会社の商号は、設立時は「三信通商分割準備」とし、吸収分割効力発生日に「三信通商」に変更する予定。
三信通商は、宇部興産グループのセメント・生コン・建材各事業の特約販売店であり、主に関東地区・東海地区で事業を展開している。今後も安定した需要が期待できる地区での建設需要を最大限に取り込み、また、宇部興産グループの一員として販売力を維持・強化することを目的として今回の合意に至った。
新会社の三信通商は、本店所在地が東京都港区芝浦1―2―1で、事業所の所在地は従来通り。設立日は2014年10月1日。事業承継日(営業開始日)が2015年4月1日。資本金は9900万円。代表者は仁専三千男氏。出資比率は宇部興産が67%、(旧)三信通商が33%。事業内容は生コンクリート、セメント、建材製品等の販売、ALC・既成杭等の販売施工。