横浜ゴムは7月29日、インドネシア・バタム島東部のカビル工業団地で6月、海洋商品新工場の鍬入れ式を行ったと発表した。
鍬入れ式は今年4月に設立した「横浜工業品製造インドネシア」主催で行われ、主賓としてバタムフリーゾン監督庁のムストファ・ウィジャヤ長官が出席した。なお、同工場は来年7月に竣工が予定されている。
原油などの海上輸送に使用されるマリンホースや防舷材などの海洋商品は、世界的な石油需要の増加に伴い順調に需要を伸ばしている。横浜ゴムは、これらの市場において世界トップクラスのメーカーであり、市場の旺盛な需要に応え、さらなるシェア拡大を目指すために新工場を建設する。バタム島を建設地とした理由は、同島がアジア最大のハブ港であるシンガポールから20kmと近く国際物流面での利便性に優れるとともに、コスト競争力向上にも繋がるため。
現在、同社では海洋商品の生産を日本で行っているが、新工場が完成すると2工場体制となり、生産規模も現在に比べ約1・5倍に拡大する。