〈原油・ナフサ価格の推移〉
原油相場は7月に入り、イラク情勢が膠着化していること、リビアの原油輸出再開の観測、欧州の需要停滞が続いていることなどを背景とした需給緩和観測から下落している。
ただし、ニューヨーク先物相場(WTI)の1~7月平均は101・1ドル/バレルで、13年平均を3ドル上回っている。ドバイ原油の1~7月平均は、13年平均と同じ105・5ドル/バレルだった。
ナフサ価格は7月前半までガソリン需要が好調に推移したこと、代替原料となるLPGの供給が海上運賃の高止まりで減少しているため、上昇傾向を示している。
シンガポールナフサの1~7月平均は
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