タイガースポリマーの渡辺健太郎社長は、同社本社で記者会見を行い、14年度の事業方針などについて語った。渡辺社長は「13年度は増収増益となり、今後、国内市場については、東京オリンピックや震災復興などの需要がある関東・東北を強化していく。一方海外市場について、メキシコ工場が本格的に稼動し始めたので、しっかりと取り組んでいきたい」などと述べ、国内外の事業展開を一層強化していく意欲を示した。
―前期の決算を振り返って。
渡辺社長 国内では、全般的に偏りなく売上が増えた。ホース・シート・成形品が3つの柱となっており、ホース部門は家電用・産業用、シート部門はゴムマットとゴムシート、成形品部門は自動車部品とその他に分けている。
伸び率ということでは、ほぼ同じように増えているが、連結ではホース部門が14%、ゴムシート部門が8%、成形品部門が28%それぞれ増加となり、全体では19%の増加となった。
この中で伸び率が最も大きかったのは成形品部門の自動車向けで、3割ほど伸びている。前半はやや悪かったものの、消費増税前の駆け込み需要と
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