コンチネンタルタイヤ(ドイツ、ハノーバー市)は7月31日、日本におけるタイヤ販売事業をより戦略的・効率的に行い、拡大するために法人「コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社」を設立し、8月1日より営業を開始すると発表した。
同社は1974年7月、㈱ヤナセが補修用タイヤの輸入元となり、日本におけるビジネスをスタートした。2002年4月には、横浜ゴムと「新車用タイヤ事業」で提携を結び、合弁会社ヨコハマコンチネンタルタイヤを設立。それに伴い、補修用タイヤ市場においても横浜ゴムがコンチネンタルタイヤの総輸入元になりビジネスを展開してきた。
コンチネンタルタイヤ・ジャパン設立後は、従来の販売代理店と共に新規顧客の開拓と販売本数の拡大を目指し、欧州車を中心に輸入車に装着率の高いプレミアムブランド「コンチネンタル」タイヤの日本での認知度と顧客ロイヤルティ向上に、より一層努めるとしている。
同社補修用乗用車・小型トラックタイヤ、アジア・太平洋事業部長であり、コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社の会長であるアントニオ・ロペス・デ・セアブラ氏は、「日本においては、国産車の補修用タイヤとコンチネンタルタイヤが得意とする冬用タイヤの市場にシェア拡大の大きな機会があると考えております。取引先への積極的な販促支援とコミュニケーションにより、販売チャネルの更なる拡大、顧客満足度の向上を図って参ります。関東に物流拠点を持ち、国内在庫とデリバリーの改善も行います。今回の法人設立により、業務運営の効率化、営業力の強化、顧客対応の迅速化を実現できるものと考えております」と述べている。
〈新会社の概要〉
会社名:コンチネンタルタイヤ・ジャパン株式会社
所在地:東京都品川区東品川二丁目3番12号
株主:Continental Global Holding Netherlands B.V.
役員:会長 アントニオ・ロペス・デ・セアブラ
代表取締役社長 ソーンク・シリケ
代表取締役副社長 佐藤善秀
取締役副社長 眞塩浩介
会社設立月:2014年6月
主な事業内容:乗用車、トラック、二輪車両、並びに産業用タイヤの輸入、販売、マーケティング、アフターサービス