住友ゴム　ファルケンブランドのランフラットタイを欧州で発売

　住友ゴム工業は７月31日、プレミアムランフラットタイヤ「アゼニス・エフケーヨンゴーサン・ランフラット」を、欧州で７月から発売を開始したと発表した。

　発売サイズは、２４５／45ＲＦ18　96Ｙ、２７５／40ＲＦ18　99Ｙの２サイズで、価格はオープン。

　同製品は、次世代新工法「ネオ・ティーゼロワン」と新材料開発技術「フォーディ・ナノ・デザイン」を採用することで、欧州市場で求められる高速操縦安定性能、安全性能と上質な乗り心地を高い次元でクリアするとともに軽量化を実現し、環境性能も高めたプレミアムランフラットタイヤ。

　なお、ファルケンブランドのタイヤは欧州車への新車装着をはじめ、ＡＤＡＣ（ドイツ自動車連盟）の性能テストで高評価を得るなど、欧州で高い支持を獲得している。

　次世代新工法「ネオ・ティーゼロワン」は、実際の仕上がりのタイヤサイズで作られているタイヤ内側の形状をした金属の成形フォーマーにタイヤの各種部材を貼り付けていく「メタルコア工法」、メタルコアへの部材貼付けを１００分の１ｍｍ単位のコンピュータ制御システムによってコントロールする「全自動連結コントロール」、従来より強靭な素材を補強部材とする「高剛性構造」、という３つのキー技術を用いた工法。従来工法比較で「高速ユニフォミティ70％低減」「10％の軽量化」「高速走行時の形状変化50％抑制」という高い性能を実現している。

　また、新材料開発技術「フォーディ・ナノ・デザイン」は調べる、予測する、作る、引き出す、という４つの技術を融合させ、ナノレベルで分子の挙動を表現しながら、材料シミュレーションと解析を行うことで科学的・合理的かつ効率的に材料開発を行い、タイヤ性能を向上させるために、素材を自在にコントロールすることを可能にした技術。