ＮＯＫの２０１５年３月期第１四半期決算は、売上高が１４９０億２００万円で前年同期比13・８％増、営業利益が１１０億１７００万円で同２０８・５％増、経常利益は１２５億５９００万円で同71％増、四半期純利益は74億９９００万円で同66・４％増となった。 シール事業では、自動車向けは、タイで需要減少の影響があったものの、国内での自動車生産が堅調であったこと、および中国での需要が好調であったことから、販売は増加。一般産業機械向けについても、国内および中国等海外での需要が好調であったことから、販売は増加した。その結果、売上高は７３３億４９００万円、前年同期比７・６％増となった。新興国における人件費・経費等の増加があったものの増収により営業利益は77億２６００万円、同33・７％増となった。 電子機器部品事業においては、デジタルカメラ向けの販売は低調であったが、スマートフォンや車載向けの需要増加等により販売額は増加した。 その結果、売上高は６５３億１３００万円、同23％増となった。増収等により営業利益は24億５５００万円、同25億８２００万円の営業損失となった。 ロール事業においては、高耐久化による複写機向け補修部品等の受注減の影響もあったが、カラー機を中心にプリンター・複写機向け製品の需要が増加したことにより販売は増加した。その結果、売上高は74億５６００万円、同11・２％増となった。増収および人件費の減少等により営業利益は６億５１００万円、同２６０・１％増となった。 特殊潤滑剤等のその他事業においては、売上高は28億８３００万円、同０・５％減となった。販売品目構成の良化により営業利益は１億９３００万円、同15％増となった。 通期の連結業績予想については、売上高が６３４６億円で前期比７・３％増、営業利益が４２０億円で同28・９％増、経常利益が４６８億円で同10・６％増、当期純利益が２７４億円で同25・９％増を見込んでいる。
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