国内のゴム用機械メーカーは、アベノミクス効果などによる円高是正・株式市場の回復により、海外メーカーと対抗できる競争力がついてきた。またエンドユーザーのものづくりに対する意識の変化も見られ、日本製の機械を選択する機会も増えてきた。
つまり、国内の景気が回復することにより、機械の国内回帰の需要が徐々に増えてきたといえる。
13年度のゴム用機械の需要を見ていくと、確かに国内の企業はリーマン・ショック以降、国内生産設備の縮小を進めていた。しかし、13年後半から景気回復に伴う内需の高まりを受け、不足した供給能力を補うため、設備投資を積極的に行う傾向になってきた。
その設備投資の中心は設備の更新、補修などが占めている。
また大手企業は品質を重要視する傾向となり、