横浜ゴム 不二精工のタイヤビード製造子会社を譲受

2014年08月08日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは8月8日、同社とタイヤビード製造会社である不二精工(本社:岐阜県羽島市)は、不二精工から分社するタイヤビード製造子会社の全株式を横浜ゴムが譲り受けることで合意したと発表した。

 これにより同社が譲り受けるタイヤビード製造子会社は、同社の100%子会社となる予定。同社が譲り受けるのは、不二精工が同社向けタイヤビードを製造する亀山工場(三重県亀山市)を今年10月に会社分割によって設立するタイヤビード製造子会社。株式譲渡は15年1月に実施される予定。

 タイヤビードはタイヤをホイールに固定するためのワイヤー。タイヤに必ず組み込まれる重要部品のひとつで、従来から同社では自社で使用するタイヤビードの一部を不二精工から購入してきた。不二精工はタイヤビード製造会社として優れた技術に定評があり、横浜ゴムでは今回の株式譲渡に合わせ、不二精工の持つタイヤビードに関する知的財産使用権のライセンス契約及び設備保全契約も結ぶ予定。

 今後同社では、グループ会社からのタイヤビード調達比率を高め、更なるコストダウンを図ると共に、品質・性能の向上を図る考え。

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