朝日ラバーの2015年3月期第1四半期連結決算は、売上高は14億8500万円で前年同期比7・6%増となった。営業利益は5500万円で同15・0%減、経常利益は5700万円で同23・8%減、四半期純利益は3600万円で同25・5%減となった。
工業用ゴム事業では、機能製品であるRFIDタグ用ゴム製品の海外向けの受注が好調に推移した。また、自動車産業において、ASA COLOR LED及びスイッチ用ゴム製品等の自動車関連製品の受注が海外向けを中心に増加した。結果、工業用ゴム事業の連結売上高は11億8300万円で同9・8%増、セグメント利益は1億3800万円で同26・4%増となった。
医療・衛生用ゴム事業では、プレフィルドシリンジ用ガスケット及び採血用・薬液混注用ゴム栓の受注が堅調に推移しているものの、前年同期には新規量産のための金型起工及び販売があったことから、売上高は前年同期とほぼ同水準となった。また、一部の製品において品質管理に係るコスト増等があったことから、営業費用が増加した。結果、医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は3億200万円で同0・5%減、セグメント利益は400万円で同73・4%減となった。
通期の連結業績見通しは、売上高が57億円で前期比0・4%増、営業利益が2億6000万円で同9・1%減、経常利益が2億2000万円で同25・7%減、純利益が1億5000万円で同6・8%減を見込んでいる。