西川ゴム工業の15年3月期第1四半期連結決算は、売上高が198億1500万円で前年同期比4・7%増、営業利益は13億600万円で35・1%減、経常利益は13億8700万円で同35・1%減で、増収増益となった。四半期純利益は8億3900万円で、同40・2%減となった。
主要需要先である自動車部品業界において、国内では3月末までの駆け込み需要で減少した在庫の積み増しが増産に寄与し、米国でも堅調な需要が続いたため、売上は前年を上回った。
しかし、利益面では、メキシコとインドネシアの新拠点での費用が増加し、減益要因となった。
セグメント別に見ると、自動車用部品では、自動車の生産においては、消費税率引き上げの反動減が小さい上、3月末までの駆け込み需要で減少した在庫の積み増しが増産に寄与したことと、米国での需要が増加したことから、売上高は186億3800万円で同4・7%増となった。利益については、メキシコとインドネシアの新拠点での費用が増加した結果、営業利益は11億7300万円で同37・0%減となった。
一般産業資材では、建住および土木関連製品などの一般産業資材は堅調に推移し、売上高は11億7600万円で同4・9%増となったが、事業再編により一時的費用が増加した結果、営業利益は1億3200万円で同12・1%減となった。
通期の連結業績予想は、売上高が800億円で前期比3・3%減、営業利益が70億円で同20・8%減、経常利益が70億円で同25・3%減、純利益は47億円で同24・1%減を見込んでいる。