14年上期の国内新車用タイヤ需要について、横浜ゴムの野地彦旬社長は「1~3月は消費税の駆け込み需要ということもあり、非常に良かった」と振り返った後、興味深い発言をした。
「4~7月は、各自動車メーカーさんは輸出向けの車をたくさん作っていた。そのためタイヤの需要に関しては、あまり大きく変わらなかった」(野地社長)と述べた。消費増税後の反動減を乗り切るため、自動車メーカーが生産の平準化を行っていたということだろう。
なお、下期については「計画通りだと聞いているが、若干下振れするかもしれない」(野地社長)とのことだ。