今年1月1日付けで、ピレリジャパンの社長に就任したジョバンニ・アンジェロ・ポンツォーニ氏。グローバルのプレミアムカー、プレステージカー市場で圧倒的なシェアを誇るピレリ。その日本法人の舵取りを任された若き新社長に、現況と戦略を尋ねた。
―社長に就任後の半年を振り返っての感想を
ポンツォーニ社長 前任地は中国だが、その前は4年間日本におり、戻って来られて嬉しい。
―14年度上半期の業績と現況について
ポンツォーニ社長 第1四半期は、消費増税前の特需が売上に大きく貢献した。残念ながら、その反動で4月以降はスローダウンしている。
世界的にタイヤ業界の競争は激しいが、日本のタイヤメーカーは特に強い。その中で当社の強みとして、欧州の自動車メーカー、特にプレミアムなハイエンド車種へのOEがある。
ありがたいことに14年度は輸入車の販売が好調だ。日本市場における戦略の基本は、輸入車のディーラー、ユーザーとの関係を緊密にすること。新車装着のタイヤを履き替える際に、当社のタイヤが選ばれるよう販促活動を続けていく。
また、国産車のオーナーにも当社の製品の優位性や魅力、良さをアピールしていきたい。
―売れ筋と注力商品は
ポンツォーニ社長 「チントゥラート」ファミリーが、日本市場で需要のあるサイズを
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