宇部興産は8月27日、同社千葉石油化学工場合成ゴム製造プラントにおいて8月12日午後11時50分ごろ発生した火災について発表した。
同日午前11時現在で判明している内容は以下の通り。
火災の発生場所は宇部興産 千葉石油化学工場合成ゴムプラントⅡ期仕上室。発生経緯は、12日午後11時50分に合成ゴム仕上室内の建屋内で火災発生、13日の午前1時15分に鎮火確認。敷地外への有毒ガス、有毒物質の漏洩はなし。
被害状況は、負傷者等はなし。Ⅱ期設備の建屋スレート(外板)と、製品包装装置制御盤が損壊したほか、I期設備の建屋スレートの一部も損傷した。
製品供給への影響は、I期設備は8月16日から通常運転を再開。II期設備は、8月27日に監督官庁より使用停止命令解除を受領した。稼動再開は、補修計画に沿って9月1日からを見込んでいる。これに伴い、通常出荷への復帰は9月下旬を見込んでいるが、事故後の減産のため在庫水準が下がっているため、銘柄により調整する場合があり、顧客に個別に報告・相談するとしている。