クラレは9月3日、同社の岡山事業所の森林保全活動について発表した。
同事業所ではCSR活動の一環として、従業員とその家族が岡山県吉備中央町の町有林に植樹などを行い、「クラレ岡山みらいの森」として保全を行う森づくり活動に取り組んでいる。2008年からはじめたこの活動は今年で7年目を迎え、2013年度までの6年間で延べ約1158人が参加し、216本の植樹を行っている。
2013年度は7回の活動で285名が参加し、植樹エリア内の下草刈りやアカマツ等の枝打ち、間伐による松林の整備等を行った。2014年度からは、年間10回程度の活動を行い、2017年度までにグループを含めた全従業員(約1600名)が活動に参加することを目標に、森林保全活動を継続していくとしている。
岡山事業所は、2008年5月に岡山県吉備中央町と森林保全協定を締結し、同年からはじまった岡山県の「企業との協働の森づくり事業」に当初から参加している。
吉備中央町にある1・54haの森林を「クラレ岡山みらいの森」と名付け、当初5年間は、従業員家族との親睦を深めながら自然と触れ合うことを目的に年3回、①植樹エリア内の下草刈り、②エリアへのどんぐりの苗の植樹、③フェンスの修理、④エリアへの雑草抑制シート張り、近隣畑でのさつまいもの収穫やバーベキューなどのレクリエーションを行っていた。
参加者からは、「アカマツの間伐を実際に体験して、大変でしたが森林の匂いに癒されました。これからは、紙を大切に使ったり、電気の無駄をなくしたりと、環境に気をつけていきたいです。」などのコメントもあった。
なお、2013年度は整備内容0・24ha、1・86トンのCO2吸収量について、県の認証を受けている。