アジア最大級の分析・科学機器の国際展示会「JASIS 2014」が9月3~5日の3日間、千葉市の幕張メッセで開催された。主催は日本分析機器工業会と日本科学機器協会。
今年は過去最大となる466社・機関が国内外から出展。ゴム関連の分析・試験機器も多数展示された。
また、昨年好評だった「メディカルイノベーション」は、今年はより広く分析機器・技術の活用・応用が期待できるフィールドとして「先端診断イノベーションゾーン」と名称を改め、特別企画展示コーナーを設けていた。
ゴム関連企業やゴム関連の分析・試験機器を出展したメーカーの展示を紹介する。
◆朝日ラバー
朝日ラバーは先端診断イノベーションゾーンで、分子接着技術を紹介した。
これは、ゴムを他のゴム・樹脂・金属・ガラス・セラミックと強固に接着する技術で、接着剤を使わないため、微細な溝・流路を潰さずに封止することができる。これにより、マイクロ流体デバイスや完全防水・防塵が必要な自動車内装部品、屋外など過酷な環境下で使われるシール部品・電子部品などで効果を発揮する。
展示コーナーでは、パネルで同技術を解説したほか、NECと共同開発した犯罪捜査に使われるDNA解析チップの実物を展示して、同技術の有用性をアピールしていた。
◆新東科学
「HEIDON]ブランドで実験室用攪拌機と低荷重の摩擦摩耗試験機を展開する新東科学は、攪拌機を3機種、摩耗摩擦試験機は5機種を出展した。
今回の目玉と言えるのは、