【合成ゴム特集】旭化成ケミカルズ S-SBR 想定成長をキープ

2014年10月01日

ゴムタイムス社

旭化成ケミカルズ

  旭化成ケミカルズは中期経営計画「For Tomorrow 2015」の中で、省燃費型高性能タイヤ用スチレンブタジエン(S―SBR)事業を、グローバルリーディング事業と位置付け、積極拡販を図っている。

 同社のS―SBRの国内生産能力(BRと併産)は川崎工場で16万5000t(うち10万5000tがS―SBRとBRの生産能力、残りがTPE等)。大分工場の公称能力は6万t(うち3万5000tがS―SBRとBRの生産能力、残りがTPE等)。両工場でS―SBR、BR合わせて14万tの生産能力を有する。海外プラントとしてはシンガポールに建設した第一系列(年産5万t)が2013年4月半ばから商業運転を開始した。

 同社によれば、ゴム全般の市況が天然ゴム価格低下に引きずられて汎用のBRやSBR価格が下がり、生産も落ち込んでいる中、S―SBRについては「省燃費タイヤの伸びに伴い、急成長していくとのストーリーに比べて若干鈍化してはいるものの、想定した成長は達成できている」(同社)としている。このため大分・川崎工場に加え、

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